今日の1枚 ケリズ火口湖 一面真っ白
今回のメンバーはとっても時間に正確で、みなさん必ず5分前集合。とても順調にツアーが進んだのでご褒美として(という触れ込みで)牧場?の馬と戯れタイムと、綺麗な川の小さな滝で写真撮影タイムが設けられた。私は牧場が苦手なヤワ子なため、オットのみ下車。するとスティング似のイギリス人もバスにいる。ガイドになんで降りないのか?と聞かれ「I don't like horses」と言って笑っていた。ふふ、単純明快。
スカウルホルト村はこの教会と数軒の家以外何ももないにもかかわらず、次の目的地であるスカウルホルト教会は、アイスランドの司教座が何百年とおかれていたところであり、アイスランドがキリスト教化してからの歴史と文化の中心地。
帰国してネットでいろいろ検索して、北欧、アイスランドのキリスト教化の歴史には様々な争いや戦いがあったことを知った。あの独特のさびしい感じはそういう地域性が集約されたものなのかと納得。この建物自体は建てなおされたものらしい。中も自由に撮影していいいというのでよろこびいさんで中へ入る。
冬の柔らかい低い光がステンドグラスに差し込む。祭壇には、キリストの絵画がかかれている。パチリ、パチリ、パチリ。 でも、ちょっと反省した。みな、ごく自然に入室の前に帽子を脱ぎ、その脱いだ帽子を胸のところにあて、すこし頭を垂れながら静かに教会に入る。
皮ジャン黒づくめのハードロックファッションのお兄ちゃんでさえ、その所作はとても自然なものだった。皆が敬虔なクリスチャンかどうかもわからないし、宗派の違いはあれども、ヨーロッパの人たちにとって、やはり教会は特別な場所なのだ。
ちょっと、敬虔さが足りなかった、と反省。なのでキリストの絵の写真は掲載しないでおこう。(ま、誰もがアップしてるし)。 そして、ボルケーノ好きにはたまらない、ケリズ火口湖へ。
火口湖は碧く神秘的、と書いてあったけど凍結しているので真っ白。天気が悪くなったら行けない、といわれていたので火口を歩けるだけでも幸せ。真っ白だけど、これはこれでなんか自然の厳しさを感じられていいぞ!。
わけもわからずガイドにくっついて歩いていたら結局1周してしまう。後ろがついてきていないことにはうすうす気づいていたが、1周完走したのは5名のみ、最初のポイントでほかの人たちは引き返したそうな。雪がある分ちょっと恐怖感があるけれど、すべる雪ではなく、ザクザク歩ける雪なので楽しい。普段運動とは無縁の私が行けるのだから、ぜひ行ってほしい。大島の三原山一周より全然楽、雪がなければ楽勝なはず!
と、これで観光スポットは終了。道路沿いのわかりやすいところにある場所が多いので、夏場なら車借りて自力で来れるだろうなあという感じ。レイキャビクから日帰りできて、駐車場代をとられることも、拝観料をとられることもなく、しかもどこもかもすいてて(シーズン中はどうだかわからないけど)、言うことなしのスポット。アイスランドは物価が高い高いっていうけれど、権利意識が強くて、狭い上になんでもかんでもちょいちょい金をとる日本のほうがどうなのよ、と思ったり。
帰りにもいいタイミングで休憩が挟まれる。場所はあのクヴェラゲルジのお土産屋さん。地熱を利用した温室も兼ねているので、異常にあたたかい。我々二人はうわーい、懐かしい、帰ってきたよ~という気分。
あとは各々のホテルに送ってもらえるはず・・・が、やっぱりいくつかのホテルの滞在者がシティセンターで降ろされた(笑)。ちょっと離れたホテルの人は、このまま送っていく順番からすると遅くなるから、ここで降りて歩いた方が早いよって、途中で降ろされていたっけ。とちょっとこういうスタイルにも慣れてきた。
途中、寄り道してちょっと早い夕食、ホットドッグ屋。レイキャビクを検索したら、間違いなくたっくさんの情報が出てくる、クリントンも並んだとか、イギリスでヨーロッパで一番うまいと報道されたとかいう超有名店。幸い、誰も並んでいない。シーズンオフはこれだから素敵。
ホットドックは生たまねぎとフライドたまねぎの触感も楽しく、甘めの不思議な茶色いソースとも絶妙のハーモニーで、一番うまいかといわれると、まだ上もありそうな気もするけど、デンマークのそれとは確実に違う食べ物。ホットドッグ二つとコーラ一つで700ISKくらいだったような気が・・・。この茶色いソースはスーパーBONUSで売っていたらしい・・・帰国して知る哀しさ。
また町をぷらぷら散歩して、スーパーに行って、酒屋に行って、パン屋にいって、お夜食を購入してホテルへ戻る。
夜、晴れたらオーロラ、と思っていましたが曇はどんどん増えていき、さらに小雨まで降ってきたので諦めたらいつの間にやら寝ていた。そしてこの時はまだ「明日こそ自力でオーロラ見に行くんだ」と夢の中でも密かに緊張していたのだった。
***ご参考までに、これはIceland Excurtion社の The Golden Circle Classic というツアーです。通年、毎日催行されており、現地で申し込むと2011年のツアーパンフでは9,200ISK。午後だけでまわるツアー、また午前の市内観光と組み合わせて1日にしたり、自由にアレンジが可能なよう。電話受け付けは24時間OKなので深夜でも、早朝でも思い立ったおときにフロントにお願いすれば予約してできます(もう一つのレイキャビクExcurtion社もパンフみたところ大体似たようなもんでした)。
ツアーは1時間前まで受け付けているようですが、クジラだとか氷河観光、スノーモービルやスーパージープといったアクティビティーツアーはIE社は予約窓口で催行は別の会社になるなので、一応24時間前に予約が必要とのこと。この日の朝6時ごろ、翌日のスーパージープのオプションツアーをホテルフロントで予約しました。催行26時間前なのでもちろんOK。すごく便利です。
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