アラスカ デナリ公園バス --2010年9月--
この秋は、日本各地の住宅地に冬眠前の熊が現れて社会問題となっていた。興奮する熊に襲われて被害にあった方も少なくなかった。射殺やむなし、実際被害にあったらいたしかたない結論だと思う。
この秋は、熊に興奮する人間を見ていたので不思議な気分だ。デナリ公園は、一般の車を規制しているので、公園のバスで移動する。グリズリーを見つけた乗客は「BEAR!!」と喜びと驚きに満ちた声で絶叫。するとバスは止まり、みな一斉に窓に張り付き、我を忘れて大興奮でシャッターを切りまくる。 四国サイズの公園のため、ただでさえ6時間くらいかかるというのに。そう、このバスもまた移動を楽しむ人たちであふれている。
動物ではさしてテンションがあがらず(今回の旅の新発見)、興奮状態の人間を見る方がよっぽどおもしろいわい、と思っちゃったりなんかして。