ウシュアイア --2009年2月--
もともとは流刑地として栄えた島流し的世界の果ての街というから辺境のさびれた地域を想像していたら、いやなんとまあ物があふれたゆたかな街なんでしょう、とびっくり。それもそのはず。アルゼンチンはここに人を住まわせるために国として相当なお金をつぎ込んでいるらしい。
住まいも車も用意して、住民は公務員として、高給の好待遇。この地に住んでもらうことに意味がある。ここに誰かが住んでいないと、いつ隣国チリに攻め込まれるかわからん、ということらしい・・・。
この時は島国のんびり日本人としては「これが隣の国と地続きの国の政治なんだな」とただ頷くだけだったのだけど、尖閣諸島、竹島、北方領土と立て続けのへなちょこ外交見せられてふとこの町のことを思いだした。